尼崎市の税理士に相談!兄弟間で多い相続トラブルとは

相続についての遺言内容に兄弟で差がある

多くの相続トラブルは遺言書がないことで起こり、法定相続人がそれぞれに自分の意見を主張することで事態が悪化します。このようなトラブルへの対処法として、「生前に遺言書を用意する」ことが勧められることが多いのですが、遺言書によってトラブルになってしまうことがあります。遺言内容が兄弟によって違う場合です。

全員に平等に分配されていればいいのですが、兄弟によって金額の差があるとトラブルに発展してしまうことがあります。その金額の差に全員が納得できるような理由が必要です。

親の相続財産の総額がはっきりしない

家族だからといって、全財産がいくらなのかを正確に把握していることはそう多くはありません。ましてお互い自立して離れて暮らしている親子が、財産についての情報を共有していることは、少ないのではないでしょうか。

ある程度亡くなる時期が予想できたなら準備もできますが、ある日突然というケースだと大事なことを伝えられないままということになります。総額がはっきりしないと憶測で様々な意見が飛び出し、トラブルになってしまいます。

無関係な配偶者が相続内容に口出しする

兄弟間では話がまとまっていたのに、関係のない配偶者があれやこれやと口を出したことで相続計画がうまくいかないパターンもあります。遺産相続は家族内の話であり、配偶者は関与しません。配偶者は相続人にとっては近しい存在であっても、相続人の親や兄弟のことに口を出すのはマナー違反というものです。

特に弁護士や税理士でもない一般人が、聞いた話やネットで調べた知識だけで意見するのは大変危険なことです。第三者はそっと見守るに留めましょう。

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